2025.09.16 高知県で目の手術ならなんごくアニマルクリニックへ|犬や猫の外科治療と安心サポート
「涙が止まらない」「黒目が白く濁って見える」「まぶたが内側に巻き込んでいる気がする」といった、愛犬や愛猫の目に気になる変化を感じたことはありませんか?
目の症状は、軽い炎症から手術が必要な深刻な疾患までさまざまであり、放置すると視力を失ってしまうこともあります。そのため、普段から愛犬や愛猫の目を観察し、異変が見られたら早めに治療を行うことが大切です。
当院には、目の病気に精通した獣医師が在籍しており、内科的治療に加え、一般の動物病院では対応が難しい外科手術にも対応しています。高知県内でも数少ない「眼科の外科治療」に力を入れている動物病院として、犬や猫の目の健康をサポートしています。
そこで今回は、外科手術が必要な犬や猫の目のトラブルやその対処法、当院の治療方法や症例などをご紹介します。
■目次
1.手術が必要になる目の病気とチェックポイント
2.なんごくアニマルクリニックで行える主な外科的治療
3.ビフォーアフターで見る治療効果
4.安心して預けられる理由|麻酔・チーム医療・丁寧な説明
5.術後ケアとフォロー体制で“見えない”不安もサポート
6.当院を選んでいただくメリット
7.まとめ|大切な目を守るために今できること
手術が必要になる目の病気とチェックポイント
犬や猫の目の病気の中には、以下のように早期に治療を行うことで進行を防げるものや、手術を受けることで痛みや不快感から解放される病気があります。
<角膜損傷(角膜潰瘍)>
角膜は目の一番外側にある透明な膜で、カメラのレンズのような役割を果たします。角膜損傷は、外傷や異物、まつ毛の刺激などによって角膜に傷ができてしまう病気です。放置すると潰瘍が深くなり、失明に至ることもあります。軽度であれば点眼治療を行いますが、重度の場合は角結膜転移術、結膜フラップ術や瞬膜フラップ術、角膜移植術といった外科的な治療が必要になります。

角結膜転移術の様子(施術30日後)

結膜フラップ術の様子(施術25日後)
<チェリーアイ(瞬膜腺脱出)>
目頭にある薄い膜「瞬膜」の内側にある瞬膜腺が外に飛び出してしまい、目頭が赤く腫れる病気 です。さくらんぼのような見た目から「チェリーアイ」と呼ばれています。主に犬に多く見られ、特にビーグルやアメリカンコッカースパニエルなどの犬種で多発します。治療としては、手術によって瞬膜腺を元の位置に戻し、再発を防ぎます。
<眼瞼内反症(逆さまつげ)>
まぶたが内側に巻き込み、まつ毛が眼球に当たってしまう状態です。この刺激によって角膜に傷がついたり、常に痛みや不快感が生じたりします。放置すると角膜損傷が悪化するため、外科的にまぶたの形状を整える手術が必要になることがあります。
<重度の眼科疾患>
重度の緑内障や目の腫瘍など、視力の回復が望めず痛みが強い場合には、眼球を摘出することで苦痛を取り除く選択肢があります。摘出後には見た目を維持するために義眼を挿入する方法もあり、多くの飼い主様が選択されています。
<猫風邪の後遺症による結膜癒着>
猫風邪が重症化すると、結膜と眼球が癒着し、目の動きが制限されてしまう場合があります。これにより視界が狭くなるだけでなく、慢性的な目の不快感につながることもあります。治療では、癒着を改善するために外科的な処置が必要になることがあり、あわせて炎症を抑える点眼薬や内服薬を使用します。
このような目の病気を引き起こさないためにも、日頃から愛犬や愛猫の目を観察することが大切です。その際、以下のような症状が見られる場合は、注意が必要です。
・目やにや涙の量の増加
・黒目が白く濁る
・目をしょぼしょぼさせている、痛がっているように見える
・家具や壁などにぶつかるようになった
これらの症状は、目の病気のサインである可能性があります。少しでも気になる変化があれば、すぐ動物病院を受診しましょう。
なんごくアニマルクリニックで行える主な外科的治療
当院では、目の病気に対して主に以下のような外科的治療を行っています。なお、どの手術においても、事前の検査と丁寧な説明を行った上で、飼い主様にご納得いただいてから実施しています。
<角膜損傷に対するコンタクトレンズ治療>
角膜の傷や潰瘍に対しては、犬や猫専用のコンタクトレンズを使用して治療を行う場合があります。コンタクトレンズによって目を保護しながら、傷の治癒を促進させることができます。

角膜損傷に対するコンタクトレンズ治療の様子
<義眼手術・眼摘出手術>
月に1件ほどの頻度で行っている手術です。見た目の変化や視力喪失へのご不安をお持ちの飼い主様も多くいらっしゃいますが、痛みのある目を残すよりも、摘出によって快適な生活を取り戻せるケースが多くあります。義眼を挿入することで見た目の違和感を最小限に抑えることも可能です。

左義眼挿入術後の様子
<眼瞼内反症手術>
まぶたが内側に巻き込む逆さまつげの症状を改善するために、まぶたの一部を切除して縫合し、正しい形に整える手術です。こちらも毎月1件程度のペースで対応しています。

左下眼瞼内反症矯正術後の様子
<猫風邪後遺症による癒着剥離術>
重度の猫風邪によって生じた結膜と眼球の癒着を、外科的に剥がす処置です。癒着部分を切除・剥離することで、目の動きが改善し、違和感が軽減されます。年間1〜2件の実施実績があります。
<白内障手術>
白内障に対しては、進行の程度によって対応が変わります。手術が必要な場合には、眼科専門医をご紹介し、より高度な医療が受けられるように連携しています。当院では、得意分野を明確にしつつ、最適な医療へつなぐ体制を整えています。

犬用眼内レンズ挿入術後の様子
ビフォーアフターで見る治療効果
当院では、手術前後の目の状態を写真で記録しています。術前は目の痛みやにごり、腫れなどが見られていた犬や猫も、手術後には穏やかな表情を取り戻している様子が多くの症例で確認されています。
こちらに症例写真を追加
義眼手術を受けた犬や猫も、見た目が自然で生活に支障がなく、「もっと早く手術すればよかった」と感じる飼い主様もいらっしゃいます。視力は失われますが、日常生活で大きな問題になることは少なく、特に高齢の子では順応が早い傾向にあります。
このように、手術によって痛みから解放され、生活の質(QOL)が改善する症例は多くあります。
犬や猫に見られる目の症状や考えられる病気、動物病院を受診すべきタイミングについてより詳しく知りたい方はこちら
安心して預けられる理由|麻酔・チーム医療・丁寧な説明
外科手術に対して不安を感じる飼い主様も多いかと思います。当院では、そうしたお気持ちに寄り添いながら、安心していただける医療体制を整えております。
麻酔については、JAHA(一般社団法人日本臨床獣医学フォーラム)認定病院として、安全性に配慮した麻酔プロトコルを採用しています。術前には血液検査やレントゲン検査を実施し、全身状態をしっかりと評価した上で麻酔を行います。
また、眼科を得意とする獣医師に加えて、内科や麻酔科のスタッフが連携し、チーム医療で万全の体制を整えています。なお、手術前後には目の状態を画像で記録し、それをもとに視覚的にわかりやすくご説明することで、飼い主様の不安を軽減しています。
術後ケアとフォロー体制で“見えない”不安もサポート
手術を受けた後も、飼い主様と犬や猫が安心して過ごせるよう、当院では継続的なアフターケアを重視しています。退院後は点眼方法などを丁寧に指導し、必要に応じて経過観察の診察もご案内しています。
また、目の手術に関してはセカンドオピニオンも積極的に受け入れており、現在治療中の他院での診断に不安がある場合や、別の選択肢を知りたいという飼い主様にも対応しています。
分からないことやご不安なことがありましたら、お気軽にご相談ください。
当院を選んでいただくメリット
当院では、高知県内でも数少ない「目の外科手術」に力を入れている動物病院です。義眼手術や眼摘出手術、眼瞼内反症手術を月に1件以上の頻度で行っており、先ほどご紹介したような豊富な症例や実績に基づいた専門性があります。
また、「一次診療」と「高度外科治療」の両方を一院で行うことができる体制を整えているため、日常的な健康管理から手術後のフォローまで、かかりつけ医として長くお付き合いいただける点も大きな強みです。
確かな技術力と、飼い主様に寄り添う丁寧な説明で、「ここなら安心して任せられる」と感じていただける医療を提供しています。
まとめ|大切な目を守るために今できること
犬や猫の目は非常に繊細であり、小さな異変が大きな病気のサインであることも珍しくありません。そのため、目の症状が出ているときには、できるだけ早く専門的な検査や治療を受けることが大切です。
当院では、目の痛みや不快感を取り除くことを目的とした外科手術を含め、飼い主様としっかり相談した上で最適な治療方針をご提案しています。目の病気でお困りの際は、どうぞお気軽にご相談ください。
丁寧なフォロー体制を通じて、飼い主様とともに大切な愛犬や愛猫の目の健康を守るサポートをさせていただきます。
高知県南国市の『なんごくアニマルクリニック』
TEL:088-863-0039
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