2026.05.27 犬や猫のトイレトレーニング完全ガイド|覚えない原因と成功のコツを解説
「何度教えてもトイレを覚えてくれない」「今まで失敗しなかったのに急に粗相をするようになった」など、愛犬や愛猫のトイレに関する悩みを抱えている飼い主様は少なくありません。
特に子犬を迎えたばかりの時期は、「トイレトレーニングができない」「失敗ばかりで自信をなくしてしまう」と不安になる場面も多いのではないでしょうか。
一方で、猫のトイレの失敗は、単なるしつけの問題ではなく、生活環境の変化や体調不良が背景に隠れている場合もあります。そのため、「そのうち治るだろう」と様子を見るだけではなく、原因を正しく見極めることが大切です。
そこで今回は、犬や猫のトイレトレーニングの基本から、失敗してしまう原因、さらに動物病院へ相談したいケースなどを解説します。

■目次
1.犬と猫ではトイレトレーニングの考え方が異なります
2.犬のトイレトレーニングが難しいと感じる理由
3.犬のトイレトレーニングの基本と成功のコツ
4.猫がトイレを失敗するときに考えたい原因
5.トイレの異変は病気のサインかもしれません
6.まとめ
犬と猫ではトイレトレーニングの考え方が異なります
まず知っておきたいのが、犬と猫では排泄に関する習性が大きく異なる点です。そのため、同じ感覚でトイレトレーニングを進めてしまうと、うまくいかない場合があります。
犬は、生活のリズムや習慣を繰り返し学びながら覚えていく動物です。つまり、「どこで排泄すると褒められるのか」を少しずつ理解していくため、繰り返しのトレーニングが欠かせません。
一方、猫はもともと決まった場所で排泄する習性を持っています。砂を掘ったり埋めたりする本能もあるため、比較的トイレを覚えやすい動物といわれています。
そのため、猫が突然トイレを失敗するようになった場合は、環境の変化やストレス、さらに病気の可能性も含めて考える必要があります。
犬のトイレトレーニングが難しいと感じる理由
実際の診察でも、「愛犬のトイレトレーニングがうまくいかない」「なかなか覚えない」というご相談を受ける機会は多くあります。
特に子犬の時期は排泄回数が多く、タイミングも不規則になりやすいため、飼い主様が「いつトイレに連れて行けばよいのか分からない」と悩んでしまうケースも少なくありません。
さらに、失敗した際につい叱ってしまい、逆に隠れて排泄するようになったり、飼い主様の前で排泄しなくなったりする場合もあります。
また、犬の性格や生活環境によっても覚えやすさには差があります。
たとえば、以下のような環境では、犬自身も混乱しやすくなります。
・落ち着けるトイレスペースがない
・家の中が騒がしく集中しづらい
・排泄のタイミングが毎日バラバラ
・トイレの場所が頻繁に変わる
そのため、愛犬がトイレを覚えないときは、しつけのやり方だけではなく、生活リズムや住環境を見直してみることも大切です。
犬のトイレトレーニングの基本と成功のコツ
犬のトイレトレーニングでは、「成功体験を積み重ねる」流れが重要です。
特に排泄しやすいタイミングを意識しながら、トイレへ誘導していく方法が基本となります。
犬が排泄しやすいタイミングとしては、主に以下が挙げられます。
・起床後
・食後
・遊んだ後
・ケージから出した直後
・寝る前
こうしたタイミングでトイレへ誘導し、成功した瞬間にしっかり褒めるようにしましょう。
なお、褒めるタイミングが遅れると、「何を褒められているのか」が愛犬に伝わりにくくなるため、排泄直後に声をかけたり、おやつを与えたりしながら成功を印象づける工夫も大切です。
一方で、失敗した際に強く叱るのは避けましょう。犬が排泄そのものを怖がるようになると、トレーニングがさらに難しくなる場合があります。
また、「家ではうまくできない」「何度試しても失敗してしまう」と悩む飼い主様も少なくありません。そのような場合は、ひとりで抱え込まず、動物病院へ相談するのもひとつの方法です。
当院では、単発で参加できる「パピー教室」を開催しています。初めて犬を迎えた飼い主様でも参加しやすく、しつけ相談の場として活用していただけます。
「しつけ教室は少しハードルが高そう」と感じている方でも、気軽にご参加いただきやすい内容となっていますので、ご興味のある方はぜひお気軽にご相談ください。
▼当院のパピー教室の詳細は、以下のリンクからご覧ください
パピー教室についてはこちらから
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パピー教室の次回開催予定日についてはお知らせからご確認ください
猫がトイレを失敗するときに考えたい原因
猫は本来、比較的トイレを失敗しにくい動物です。そのため、これまで問題なくできていたにもかかわらず、急に粗相が増えた場合は注意が必要です。
まず考えたいのが、環境によるストレスです。
猫はとても繊細な動物であり、トイレ環境の変化に敏感に反応します。
たとえば、以下のような環境では、安心して排泄できず、別の場所で排泄してしまうケースがあります。
・トイレが汚れている
・人通りの多い場所に設置されている
・テレビや洗濯機の近くで音が大きい
・多頭飼育で落ち着いて使えない
さらに、引っ越しや来客、新しい犬や猫を迎えたことなどがストレスとなり、トイレの失敗につながる場合もあります。
そのため、「急に失敗するようになった」という変化が見られた際は、最近の生活環境に変化がなかったか振り返ってみるのも大切です。
トイレの異変は病気のサインかもしれません
トイレの失敗の背景には、病気が隠れている場合もあります。
特に猫では、膀胱炎などの泌尿器トラブルが関係しているケースが少なくありません。

以下のような変化が見られる場合は注意が必要です。
<泌尿器トラブルのサイン>
・排尿回数が増える
・おしっこが少量しか出ない
・おしっこに血が混じる
このような状態では、「トイレで痛みを感じた」「何度も行きたくなる」といった違和感から、トイレ以外で排泄してしまう場合があります。
また、オス猫では尿道が詰まる病気が進行すると、おしっこが出なくなり、短時間で体調が悪化する危険性もあります。
そのため、「急にトイレを失敗するようになった」「何度もトイレへ行くのに出ていない」などの変化が見られた際は、しつけだけの問題と決めつけず、早めに動物病院へ相談するようにしましょう。
まとめ
犬のトイレトレーニングでは、生活リズムを整えながら、成功体験を積み重ねていく姿勢が大切です。思うように進まず悩んでしまう場面もありますが、多くの飼い主様が同じような悩みを抱えています。
一方で、猫のトイレの失敗は、環境ストレスや泌尿器トラブルなど、体調変化のサインとして表れている場合があります。特に、これまで問題なく使えていた猫が急に失敗し始めた場合は注意が必要です。
「しつけの問題なのか、それとも病気なのか分からない」と迷った際こそ、早めに相談することで安心につながるケースもあります。
なお、当院では日常のしつけ相談から体調面のご相談まで幅広く対応しております。パピー教室への参加をご検討中の方や、犬や猫のトイレトラブルでお悩みの方は、ぜひお気軽に当院までご相談ください。
高知県南国市の『なんごくアニマルクリニック』
TEL:088-863-0039
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